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THE INYOSHOTEN PLUS

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社会

子育ては全く意味がない?『言ってはいけない』真実たち

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。 私たちを「デザイン」しているのは誰か? その答え、「進化と遺伝」が本著のメインテーマである。橘玲の最新作『言ってはいけない』は進化学者ジャレド・ダイア…

職業別(スポーツ選手等)「スキャンダルの罪と罰ルール」の提案

闇カジノで興じた1人のバドミントン選手が事実上の永久追放になった。もう1人は無期限の競技会出場停止処分になった。 この手のニュースをみかける度に頭に浮かぶのが、同じ罪を犯しても立場が違うと罰が異なるという少し不思議だが紛れもない事実だ。立場…

時間がないが口癖の人は「24時間分割意識生活」が使えるかも

100年以上前にロンドンで書かれた一冊『自分の時間』が出版社を変えて今月発売された。 仕事以外の「内なる時間」をどう埋めるかという話が中心で、これについては前に記事に書いた通りだ。 inyoshoten.hatenablog.com 今回は、できるだけ失礼のない言い方を…

時間がない!といつも言っている人に捧ぐ意識革命のすすめ

今、あなたはなぜこの記事を読んでいるのか? 「何か役に立つことが書いてあるかも?」「人のブログを読んでると、こんなこと書く人もいるんだと分かって視野が広がる」「人のブログを読む時間は自分にとってリラックスできる貴重な時間だ」など、ブログを読…

LGBTの定義をまとめてみたら、マツコの不思議さを理解し尊重できた

マツコ・デラックスは「性同一障害」ではない。ふだんは男の格好をして、趣味で女装している「女装癖のゲイ」だ。本人が著書『デラックスじゃない』で語っていることなので間違いない。 本著で語られる彼(と言っていいのか分からないが)の言葉を読むと、性…

【「余命3ヵ月」と伝えるときの医者のホンネ:奥仲哲弥】患者のお役立ち情報が満載!

5月のkindle月替わりセールから、今回はTBS「サンデージャポン」隔週レギュラーも務める医師 奥仲哲弥著『「余命3ヵ月」と伝えるときの医者のホンネ』。 患者の立場として役立つ情報が満載の、次に病院行く前に読んでおきたい一冊だ。 お役立ち情報を1つ…

【夜の経済学:飯田泰之/荻上チキ】男なら知っておきたい!夜のデータ

『夜の経済学』は、夜の市場をエコノミストが社会科学的手法でデータ分析した、男なら興味がないとは言わせない一冊。 夜の経済学 posted with ヨメレバ 飯田 泰之,荻上 チキ 扶桑社 2013-09-26 Amazon Kindle 楽天ブックス 7net 《目次》 飯田泰之/荻上チ…

【ヤバい経済学】kindle4月セール!読んでない人は読まなきゃ損

『ヤバい経済学』がkindle4月セールで、今なら46%オフの1100円ちょいで買える。 しかも臓器売買、脱税、中絶合法化論争、犬のウンコなどヤバい話題を追加した増補改訂版だ。 ヤバい経済学 [増補改訂版] posted with ヨメレバ スティーヴン・D・レヴ…

【死体の再鑑定:上野正彦】「再鑑定」って何だか知ってますか?

妙に惹かれるジャンルの本ってないだろうか? 僕の場合は犯罪系(特にサイコパス系)、諜報系、虐待系がそれだ。 監察医が泣いた死体の再鑑定:2度は殺させない posted with ヨメレバ 上野 正彦 東京書籍 2016-03-04 Amazon Kindle 楽天ブックス 7net 《目次…

【報道ステーションは正義か不実か:長谷川豊】古館伊知郎が降板した理由

古館伊知郎が3月で報道ステーションを降板し、メインキャスターとして富川悠太を迎えた新体制が4月からはじまった。 報道ステーション|テレビ朝日 古館さんの降板についてはネットでもいろいろ書かれているが、報道ステーションを含めたテレビニュースの…

【雇用破壊:森永卓郎】新卒フリーランスは第三の生き方に含まれるか

森永卓郎『雇用破壊』から思う所が2点あったので、すこし毛色が違うが同じ記事にまとめる。一つはおまけとして読んでもらえれば幸いだ。 格差社会での第三の生き方に新卒フリーランスは含まれるのでは? おまけ:ブロガーは本を読もう! 雇用破壊 三本の毒…

【メディア・バイアス:松永和紀】臨床試験のプロの僕が説く2つの対策法

科学ライター松永和紀著『メディア・バイアス』は2007年に出版された本だが、いまだにあやしげな健康食品の広告がネットや街に溢れていて、とどまることを知らない。 健康情報がウソか本当か惑わされないためにはどうすれば良いのか? 『メディア・バイ…

【貧困女子のリアル:沢木文】30人の取材結果は男目線でどう映るか

1976年生まれの元ファッション誌編集者の沢木文著『貧困女子のリアル』の読者は、女性が圧倒的に多いのだろう。 逆をかいて、男目線で感想を書けば新鮮なものになるかもしれない。ということで勝手に男を代表して読んで考えてみた。 貧困女子のリアル (…

【僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ:鵜澤佳史】生の声を知る衝撃

まずタイトルを見て「えっ!そんな日本人が!」と驚いた。 北大の学生がイスラム国に参加しようとして止められたのは記憶にあるが、「鵜澤佳史」という男がシリアでイスラム戦士として戦っていたのは正直知らなかった。 報道情報に疎いといわれればそれまで…

【ルワンダ中央銀行総裁日記:服部正也】なぜラノベ読者層に人気?

『ルワンダ中央銀行総裁日記』がラノベ読者層に人気らしい。 なぜか? 本著は元世界銀行副総裁の服部正也が、1965年から6年間、アフリカ中央の小国ルワンダの中央銀行総裁を務めたときの回顧録である。 こんなガッチガッチに硬い、時代も古い小説がなぜ…

【服従:ミシェル・ウエルベック】シャルリー・エブド事件と同日に発売

「イスラームがヨーロッパの国を支配したら?」 どうなるだろうか。 フランスがイスラームに支配される世界を描いた作品が、シャルリー・エブド事件と同日に発売されたミシェル・ウェルベック『服従』だ。巻末で解説を書いている佐藤優(作家・元外務省主任…

【日本は本当に戦争する国になるのか:池上彰】戦争と付随する被害のリスク

集団的自衛権が国会審議を通った今、日本は本当に戦争に参加するようになるのか。この疑問にあなたは答えられますか? わたしは答えられませんでしたので、池上彰著『日本は本当に戦争する国になるのか』を読みました。まだ出版されて1ヶ月なので、極めてタ…

【殺人犯との対話:小野一光】人は人をなぜ殺すのか、殺した後に何を考えるのか

※グロ注意:一部グロい描写が含まれますので、認知した上で読み進めてください 『殺人犯との対話』はHONZで知りました。 honz.jp 本著は10の殺人事件、殺人犯を取材して書かれたルポルタージュをまとめたものです。なかでも、その残虐性からマスコミが自主規…

【日本政治のウラのウラ】「田原総一郎の後継者が居ない」を読んだので考察

宮田レイシープさんの、こちらの記事をみた瞬間に「同感だ!これは考察をまとめるしかない!」となって書きました。基本、完全同意のスタンスです。 www.goodbyebluethursday.com 日本政治のウラのウラ 証言・政界50年 posted with ヨメレバ 森 喜朗,田原 総…

【凶悪:「新潮45」編集部 】告発する殺人犯、告発される記者の心理

ノンフィクションには力があります。中でも犯罪モノは読み応えがあります。 対象の事件が現実に起きているもの、実在の人物によるものと考えると、後半に温存しておくべき胆力がボディーブローのように削られるからです。 凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫) …