引用書店

THE INYOSHOTEN PLUS

書評を中心に、伝えたいことをplus

【洗脳支配:苫米地英人】洗脳はなぜ解けないのか

スポンサーリンク

あなたは日々どんな考え事をしていますか?

自分のこと、家族のこと。今日の夕飯は何にしようかとか、寒くなってきて軽いダウンが欲しいから土曜に買いに行こうかとか。だいたい考え事って自分のまわりのことですよね。

でも果たしてそれだけでいいんでしょうか?

 

《目次》

 

日本人がかけられた洗脳

著者の苫米地英人は1959年、東京生まれ。認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)と専門細かく書きすぎだろってのが公式ホームページのプロフィールになってます。脳に関することなら何でもやってますといわんばかり。目力とロン毛が特徴の50代です。

その万能な知識人の苫米地さんが本書で熱く語っている箇所がここ。文中のヒルガード教授というのは苫米地さんの師匠の師匠にあたる人のライバルで20世紀を代表する洗脳の泰斗です。

日本人の心に、「戦争を起こした私たちはおろかな罪人だ」という情報の書き込みが行われたことは確かなことです。だからこそ、GHQは新聞の徹底的な検閲を行い、都合の悪い記事は削除して、日本人をまず、洗脳に必要な「情報遮断」の状態においたのです。

(中略)

アメリカという世界最大の赤字国をあらんかぎりの力で支え、これでもかと資金を貢ぎ続けている日本は、いまでもヒルガード教授の洗脳にがんじがらめにされているということができます。

私が経済をテーマにして本を著すのは、ライフワークと位置付けたGHQの洗脳から日本人を解放するための端緒になると考えたからです。

洗脳の第一歩は「情報遮断」です。逆にいえば情報遮断がなければ新たに洗脳されることはないということです。

日本では当たり前のことですが今はいくらテレビや新聞で報道規制しても、個人が自由にネットで情報を集められます。しかも集めた情報を拡散するツールもそろっています。これは北朝鮮のような独裁国家か中国のようなネットのアクセス制限のある国でなければ、ナチスのような国家単位の集団的なカルト信奉はもう起こり得ないことを意味しています。

しかし「新たに」洗脳されることはないというだけです。日本人は「既に」GHQに洗脳され、いまもそれが続いているとしたらどうでしょう?どうやってこの洗脳から抜け出せば良いのでしょう?

ちなみにGHQや世界の支配者にどう洗脳されているのかの苫米地説は超刺激的ですが、大部分は本著に譲ります。一部あげると・・・

  • 原爆は威力を測定する意味合いで都市部に落として実験した
  • 日本人が預けたお金は1000倍に膨れ上がって外国人が日本の土地や企業を買う資金になっている
  • アメリカの財務省証券は日銀が主に引き受けていて毎年30兆円以上も大量購入されている。しかも証券が満期を迎えると同額の証券を購入するよう約束させられている。つまり返さなくていいお金を毎年30兆円以上アメリカに渡している

学が少ないせいか私は他で聞いたことない真実っぽいことが数多く書かれています。ほぼ確実なのは、真実らしく信じ込ませる苫米地さんはさすが洗脳のプロだってことです。

 

既にかけられた洗脳を解く1つの方法

洗脳を解くためのヒントはこれです。

支配者たちが人間をコントロールするためには、自分のことだけを考える人間の集まりであればあるほど都合がいいのです。抽象的に物事を考えようとせず、それに与えられた価値を疑わずに忠実に動いてくれれば動いてくれるほどいいわけです。

そう。自分のことばかり考えて生きててくれたら、支配者はコントロールしやすいのです。

近々記事を書くつもりですがドラゴン桜の三田紀房は「インベスターZ」で、余計なことを考えないように民をぎりぎり生活できるレベルに保つことが長期政権を維持するコツ・・・と徳川家康が考えていたのではないかとの説を披露しています。

X-JAPAN Toshiの記事にも書いた通り、まずは他人に依存して意見を鵜呑みにせず、自分の判断基準で決断すること。

そしてより広い範囲でかけられた洗脳を解くためには、自分の半径数メートルのことばかり考えず、折にふれて洗脳の規模に合わせて広く自分の所属する集団について考えをめぐらすのが1つの手でしょう。

 

まとめ

いつも大きいことばかり考えるのはほぼムリですし、そんなヤツ気持ち悪いです。でもたまには自分の住んでる市町村、県、国、世の中全体について考えて判断力を磨くことで騙されない自分をつくり、少しでも支配者をヒヤっとさせたいものです。