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【インベスターZ:三田紀房】他と一線を画す!超楽しみな4つの展開

マンガ マンガ-青年誌
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インベスターZ、読んでますか?

確実に読んだ方がいいですよ!どの世代にも声を大にしてすすめたいマンガです。おもしろさをフローにすると「金融が題材 + 歴史も題材 + 実在する会社/社長が登場する + フィクションなのに真実味がある → 全然底がみえない! → おもしろ過ぎる!」って感じです。まだ連載中なので続きが楽しみでしょうがない。

《目次》

 

ワクワクが止まらない歴史と金融のアナロジー

江戸城の無血開場は世紀の大英断と言われているけどこれも当時を想像すればごくあたり前のこと。

江戸城総攻撃を行い火の海にしてしまって一番困るのは薩長側のはずです。倒幕活動は両藩とも全財産を注ぎ込んだビッグプロジェクト・・・政権を奪っても江戸を再建するお金は一文も残っていない。

要するに無血開城は資産を残しておきたい幕府側とのちのちその資金を有効活用したい薩長側の利害が一致しただけ。打算の産物であり特に英断と騒ぐほどのことではない。

つまり世の中で語られる歴史は英雄と英断によって彩られたミクロの世界。その奥に広がるマクロの世界を見通さなくてはできごとの本質はわからない。

ミクロとマクロ、これは株式投資にもあてはまる。

小さなトレンドと大きなトレンド・・・

どうですか?いやーワクワクがノンストップですよね。ロマンチックが止まりませんよね。

だってみんなが好きな人物に焦点をあてたミクロな英雄じゃなく、そこに隠されたマクロなトレンドに歴史のきっかけがあるといってるんですよ。この逆張り!せっかくだからインベスターZというフィクションの世界だけでなく、「現実もそうじゃないか?」と思いを馳せてみましょうよ。夢のない話だっておもうかもしれませんが、かなりの部分誰かがつくった英雄のストーリーに熱をあげるよりは現実的で、むしろ楽しい話じゃないですか?

わたしたちが生きる世界には多分に脚色された記録しか残ってないので、歴史は検証のしようがありません。しかし金融とのアナロジーでマクロな目線で語られると、「ああそうなんだろうな真実は」っておもっちゃいます

ここがインベスターZの最高におもしろいところです!

 

他のマンガとは一線を画す!超楽しみな4つの展開

他のマンガにはまずないインベスターZのおもしろさ、具体的に2015年12月時点で注目している展開を4つあげます。もちろん私感全開だし、このあたり深堀してほしいって希望も含まれています。

  • 太平洋戦争前に日本は戦費調達のため国民に貯金奨励キャンペーンを行い、戦後も郵便局ネットワークを国営の集金マシーンとして使って貯金を奨励。「国民は貯金して役人がそれを使う」という図式を壊したくない政府の思惑に、われわれはどう抗っていけるのか。そのこたえを示してほしい、孝史を中心に描かれる現在の投資の世界を描いた展開
  • 時代は遡り、孝史の所属する投資部設立のきっかけを描いた、財前龍五郎(主人公孝史の曾祖父)の明治 日露戦争後の展開
  • 日本が太平洋戦争へと突入する引き金を引かせた男として書かれている財前龍五郎を中心とした昭和 太平洋戦争前後の展開
  • 時代を戻して、財前龍五郎が藤田金七(藤田慎司の高祖父)から奪った1500万円(現在の500億円)を返せ、という難くせからはじまった藤田慎司との3本勝負の展開

いやー楽しみです。歴史にマクロな目線と陰謀論を織り交ぜ、実在する会社も登場する金融マンガ「インベスターZ」、いろんな角度からの楽しみどころ満載なので全世代におすすめします。