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【歴史手帳:吉川弘文館】読書家のあなたに歴史感覚がない理由

歴史 歴史-全般
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当書店にご来店いただいたということは、あなたはそこそこ、もしくはディープな読書家ですよね。

では、歴史手帳をご存知ですか?

存じ上げない。さてはモグリですね?別の手帳が気に入ってて敢えて使ってないのなら分かりますが、「知らない」となるとモグリです。何の?もちろん読書業界のですよ。だって読書家にとってこんな便利な手帳ないですから。

《目次》

 

歴史感覚を手に入れる方法

読書家であれば「歴史感覚」という教養がないのは実にもったいないです。ここでいう「歴史感覚」のありなしとは、何か過去の出来事にふれたときに他の出来事とつなげて総合的に考えるクセが身についているかどうかということです。教養というより習慣といった方が正しいのかもしれません。

過去の出来事ってノンフィクションの本を読んでいると必ず出てきますよね。いやフィクションでもマンガでも現実の歴史が絡んでくることってよくあります。

そんなときあなたはどうしますか?

「そうなんだあ」ってスルーしてはいけませんよ。それではいつまでたっても歴史感覚は身につきません。調べるんです!同じ時代に何が起こっていたのかを。日本の出来事であれば、世界で何が起こっていたのかを。面倒でも分からないことや関連を調べて点と点を線で結ばない人に成長はないですよ!

 

歴史手帳が役に立つのさ

ところでそろそろクリスマスですね。サンタのオジさんではなくシカの店長は声を大にして歌います、「暗いよ道は、ボロボロの歴史手帳が役に立つのさ♪」と。

そうです。本に書かれた出来事や前後関係が分からなくて歴史の道に迷ったときに、歴史手帳は役に立つのです。

クリスマスがおわったら新年です。新年明ける前には2016年版の手帳を揃えますよね。何にしようか迷っている読書家は、まず歴史手帳を手に取ってみてください。気に入ったらボロボロになるまで使い倒してください。

 

歴史手帳の目玉

歴史手帳の目玉は、その名の通り普通の手帳の後ろにある「歴史百科」です。この歴史百科、手帳部分よりも厚いです。もはや手帳というより本です。

歴史百科の中でも22ページを占める「世界史・日本史重要年表」、これが使えるんです。世界史が左ページ、日本史が右ページに見開きで配置されていて、一目で見比べられます。試しに両ページの最初と最後の項目をあげてみましょう。

世界史ページ

前7000ごろ 西アジアで農耕・牧畜の開始

2015年 ネパール大地震。EU、ギリシャ金融支援交渉継続。アメリカ・キューバ、国交回復で合意

日本史ページ

後57 倭の奴国、後漢に使者をだし、印綬を受ける

2015年 イスラム過激派組織IS、日本人人質を殺害。米軍普天間基地飛行場の辺野古移設をめぐり国と沖縄県の対立激化

世界史と日本史のはじまりの差を感じますよね。その差7000年。

こういった具合に、世界史でいえば500以上の各年号での歴史が載っています。しかも1911年 [信]辛亥革命 [ノルウェー]アムンゼン、南極点到達」からは、毎年その年を代表するイベントが書かれているんですよ

「世界史・日本史重要年表」を使えば、自分の調べたい時代に世界・日本で何が起こっていたのか、重大なイベントとの前後関係が一目瞭然です。ぱっと調べられるのがメリットですね。

え?それならネットでもいいし、他の年表が載った本でもいいんじゃないかって?

いやいや、ネットじゃここまでまとまった比較年表ないんですよ。それに手帳に付随して持ち運べるのがいいんですよ!なるたけ荷物は増やしたくないですよね?予定を入れる手帳の中に結構細かい年表もついている。ヘタな本より圧倒的な情報量がついて定価900円+税!こりゃ買いですわ。 

 

歴史手帳の中身 

歴史年表以外には、こんなおもしろいページもあります。

・日本歴代表(天皇、摂政・関白、将軍、江戸幕府老中など)

・日本人ノーベル賞受賞者一覧

・文化勲章受章者一覧

・世界各国要覧

・国県名対照表

・江戸幕府の貨幣

・国宝・史跡一覧

・神社建築・鳥居

・仏像の部分名称

・武器・武具の部分名称

・茶道具の部分名称

・家紋

後半になってくると「あれ、これは旅好きのおじいちゃんの手帳じゃないか」と自分の趣向を疑ってしまいますが。

さて、これだけ歴史手帳を推しましたが、本当に大事なのは分からないことと前後関係を自分で調べることです。極めてシンプルです。

もちろん1つのイベントの周りを詳しく調べるならネットの方が適切でしょう。ただ、掘り下げて検索するにしても歴史手帳はとっかかりに使えますし、常に携帯することで「分からないことが出てきたら調べるんだぞ」というリマインドにもなりますよ。