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【2016年1月まとめ】何度も繰り返し読みたい厳選!裏社会マンガ6選ランキング

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怖いしグロいのに、いや怖いしグロいからこそ何度も繰り返し読んでしまう、溢れんばかりの中毒性を帯びた裏社会マンガ達。マイナージャンル?いえいえ、ヒット作ばかり揃っています。

それでは、数ある裏社会マンガの中から何を差し置いても紹介したい文字どおり「厳選!」の6タイトルをどうぞ。

 

第6位 シマウマ

あっさりと残酷なことしちゃうランキングなら第1位です。

世間の常識じゃどうにもならない不良品(こころ)を回収して昇華させる「回収屋」。彼、彼女らの騙し合いには短い推理小説のような読み応えがあります。同じ仕事をこなす一時の仲間は信頼できない。となると、何を信頼すれば良いのか?模索するドラの葛藤。11巻でもまだ明かされない高城との謎の過去。先が気になります。

あんたの不良品(こころ)回収してやるよ

 

第5位 土竜の唄

 

エ◯さとグロさは比例する。この偉大なる裏社会マンガ方程式を、前者を中心とした切り口で証明したのは高橋先生でしょう。これ以上深入りはできかねますので、「曲線」に注目して本作を読んでみてください。何が言いたいのか、一瞬で理解できるはずです。

潜入捜査官もので、警官で一般人としての玲二の思考(と顔)と、ヤクザで破天荒な玲二のセリフ(と顔)のギャップがいちいち魅力的です。

(こいつら、許せねぇッ!今ここでぶっとばして、工場を爆破してやりてぇ!!)

ビルジー、ロフィエ、サイコーのダチになりそうだな。

 

第4位 ギャングース

 

「※この漫画は実話を基にしたフィクションです。しかし犯罪の手口はすべて実在しますので、どうか防犯に役立ててください」

本を開くと、目次ページの注意書きが目に飛び込んできます。ハチャメチャ展開でテンターテイメント性の高い爽快な作品ですが、実話のリアルさ残酷さも残しています。テンポの良さと人物描写の深さの両立、その整ったバランスが現実から作品にわたしたちを引き込みます。

犯罪の手口や業界用語など、裏稼業人の常識が「メモ」としてページ枠外で説明されているんですが、これが面白い。役に立つか分からないし、取材に基づいたものから作者の印象までエビデンスレベルは様々ですが、とにかく面白い。kindleで読むと文字小さすぎるけど、ストーリーと合わせて結局全て読んでしまいます。

カモ老人とそれを食ってるカモ稼業人 ダブルカモでごちそうじゃねーか

 

第3位 カイジ

 

裏社会マンガ、ギャンブルマンガの伝説(レジェンド)福本先生の代表作。エンディングのまとめ方が巧すぎるので、一区切りの「13巻」が近づいてくると次巻が待ち遠しくてたまりません。耳とか指とか地味にグロシーンも含まれていますが、独特のタッチのせいか他の作品と比べて、すんなり読み進められます。

極限のときこそ欲望に抗えない人間の本質をついた名作です。もし地下労働のシーンに自分が直面したら、あなたはあのビールと焼き鳥に抗えますか?

犯罪的だっ・・・!うますぎる・・・!

労働のほてりと・・・部屋の熱気で・・・暑苦しい体に・・・1ヶ月ぶりのビール・・・!

染み込んできやがる・・・!体にっ・・・! 

 

第2位 闇金ウシジマくん

 

『ウシジマくん』の魅力は、綿密な取材に基づいて精緻に錬られた「〜くん」ストーリー。実際、明らかに実話をもとにつくられているケースが結構あります。

例えば「洗脳くん」。これは松永太による北九州換金連続殺人事件が題材です。実際に、家族ぐるみで洗脳にかけられ、電気ショックを受け続けて死亡した人がいたのです。母と娘が共に性的に支配されるところ、被害者の一人「カズヤ」という名前まで同じです。不謹慎ですが、あまりに非日常でありながら、現実に起きたことだからこそリアルを感じるのかも知れません。

他にも「フリーエージェントくん」。秒速1億稼ぐ男の話で、天生翔は明らかに与沢翼がモデル。現実での与沢の破滅と、作中での天生の破滅がほぼ同時に描かれたときは衝撃でした。与沢の破滅のほうを後から知ったので、ウシジマくん予言してる!すげえ!って当時なりました。

お気に入りはというと、第1巻「奴隷くん」です。あまりにリアルで、このパターンの件数多そうだから。

自分をちゃんと知ってる奴は、身分相応に生活すンだろ。無理して相手に合わしてもその場限りだし、無理して着飾っても一瞬の優越感しかえられねェ。

見栄っ張りの連中は、そんなのが無意味だってのに気付かねーのな!

 

第1位 殺し屋1

 

高校時代に初めて読んだときの衝撃は忘れられません。人がスパッスパッ切れる。体はまっぷたつに縦に割れ、顔は天井に張り付き、頭の皿は顔から切り離される。ケツの穴から血を吹き出ながらマンションの吹き抜けを落ち、腕力だけで腕がちぎれる。

こんな衝撃的なマンガは他にありません。

思春期のいじめ体験と現実を重ね、思いやりゼロで人を傷つけて興奮する男。必然性を求めて興奮する男。意外にも人を痛めつけることに興奮する女。そして、まるで彼らとシンクロするかのように、興奮しながらページをめくっている自分を発見します。『殺し屋1』は悪魔的な魅力を備えたマンガです。

いいか、人に痛みを与えるときに決して相手の痛みを思いやるな。痛みを考え楽しむのはオレの役目だ。

痛みを与える時は痛みを与える喜びを噛みしめろ。それが相手に対して最高の思いやりだ。

 

まとめ

裏社会マンガはなぜこうも人を惹き付けるのでしょう?それは、これらの作品が今わたしたちが生きる「表」に相対する「裏」を切り取っているからです。

表裏一体 。日常と非日常は地続きです。自分たちの生活とは関係ないけれど、いつ関係するか分からない。そんな薄氷の膜を、流れ続ける日常の側から眺めることで、わたしたちは恐怖感と同時に安心感をも得ているのでしょう。