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【憂鬱でなければ、仕事じゃない:見城 徹/藤田 晋】差が出るゴールデンタイム

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大事な仕事が一区切りついたとき、打ち上げにいきますか?学生であれば試験が終わった日、スポーツ選手であれば大会が終わった日はどうですか?

翌日は何をしますか?

翌日どころか何週間も羽を伸ばしてしまう人は読み進めてください。

《目次》

 

憂鬱でなければ、仕事じゃない

本著は見城徹と藤田晋の共著、第一弾です。タイトルの『憂鬱でなければ、仕事じゃない』を含め、35の言葉を幻冬舎社長 見城さんが直筆でしたためています。これらを一節として2人の意見が往復書簡のように展開されている本です。

見城さんは、毎朝手帳を開いたときに憂鬱なことが3つ以上ないと、かえって不安になるそうです。楽な仕事など大した成果は得られず、苦痛を感じる仕事、限界を超えなければいけない仕事が成功を生むという哲学からです。

 

圧倒的努力のタイミング

“「極端」こそ我が命”という一節からの引用です。

「極端」なものは既成概念から自由で、インパクトがあり、人を惹きつける。では、どうすれば、「極端」なものを生み出せるのか?「中間」を憎み、極北を目指して圧倒的努力をするしかない。

圧倒的努力とは、とても単純である。人が寝ている時に寝ないってこと。人が休んでいる時に休まないってこと。そして、どこから手を付けていいのかわからない膨大なものに、手を付け、最後までやり通すことだ。

以前の記事で、見城さんの圧倒的努力については既に書いています。そこでは、石原慎太郎にはじめて会うときに小説2冊を暗記して臨んだ、という圧倒的努力を例にしました。

inyoshoten.hatenablog.com

 

ここで書いたのはどこから手を付けていいのかわからない膨大なものに、手を付け、最後までやり通すについてです。普段仕事していてもありますよね?膨大すぎて手を付けられない仕事。小説2冊暗記はまさに代表例です。

ひるがえって、今回の記事。本著の数ある一節の中で、繰り返し見城さんの圧倒的努力論を取り上げたのは、何を成すにも圧倒的努力がいかに重要かということだけが理由ではないです。努力のタイミングについて、つまり人が寝ている時に寝ないってこと。人が休んでいる時に休まないってことについて書くためです。

冒頭の質問、「翌日は何をしますか?」の答え合わせです。ここまで読めば余裕で分かりますね。翌日から圧倒的努力を再開して周りと差をつける、というのが解です。極めてシンプルです。

定期テストが終わった翌日から勉強を再開するヤツが受験に合格するのです。仕事でも大事なプレゼンを終えた翌日から、学びが冷めやらぬうちに次のプレゼンに活かすヤツが評価されるのです。プロ選手や学生の部活であれば、翌日から猛練習を開始するヤツが来年の大会で勝つのです。わたしは社会人ながらスポーツを本気でやっていて大会にも出場するのですが、どうしても大会が終わるとトーンダウンしてしまいます。これではいけません。自戒します。

 

まとめ

オフの時期に差を付けることができれば、来年の勝利が近づきます。ライバルに差を付けるゴールデンタイムは大会や試験の翌日から始まるのです。

分かっちゃいるけどなかなかできない?

なかなかできないからこそ、差が付くのです。コツなどありません。自分が求める将来像を思い浮かべ、明日から始めなければダメだと分かっているんならやる!それだけです。

 

見城徹と藤田晋の他の本

共著第二がこちら。『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれない』んですよ。でも『がっかりするほど見ていなくはない』んです。タイトルが既に心にささります。わざわざ文字にしてしまうほどです。この言葉の一節でも価値のある本。