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【自分を変える読書術】堀紘一の「読書のすすめ」と「7つの効用」

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今回から読書術関連の本を連載する。飽きないか、ネタが尽きない限り。

1冊目は日本を代表する経営コンサルタントで、ドリームインキュベータ代表取締役会長 堀紘一の『自分を変える読書術』だ。

《目次》

 

読書のすすめ

学歴はくだらないものだが、「学」と「歴」の間に「習」という漢字を入れるとコペルニクス的転換が起こる。

堀紘一は学歴を信じていない。

少なくとも大学で何かを判断することはない。しかし、出身高校を聞くことはあるという。高校を聞いて名門校であれば、東大レベルを余裕で卒業していなければおかしい。そうでなければ「努力不足なヤツ」と判断する。一方、高校が名門校でないにもかかわらず有名大学を優秀な成績で卒業していれば、「読書と努力を重ねたヤツ」だとプラス採点するそうだ。「学歴はくだらない」と言う割りに、学歴の情報から人を判断しているわけだ。

学歴を信じる信じないはともかく、この引用からは「学習歴」つまり「何冊の読書を重ねてきたか」が重要だと、日本でもトップクラスに頭のキレる堀紘一が言っている。この価値は重い。1,2冊、数十冊では全然差はつかないが、年間100冊を続ければ5年で500冊、10年で1000冊。ここまでくれば、じわじわと読書による「学習歴」の差がついてくる。

本著を読むと、「時間をかけて毎日読書をし、記録していることは間違っていない」と自分で自分のやっていることを認めることができる。読書に限らず、何かに打ち込んでいる人は「これ、意味あるのか?」という考えが頭によぎる瞬間があると思う。そんなときは、この場合の「読書」にあたる、活動そのものの意義を考え直してみることを薦める。

活動の根本を考え直すときに役に立つのが、やはり「読書」である。リアルな知り合いになることが難しい業界トップの人から貴重な助言をもらいながら、1人の内的世界に没入できるからだ。人の話を聞きながらだと思考に集中できないし、そもそも適切な「人」に会うことは現実的に難しい場合が多い。

 

読書の7つの効用

最後に、堀さんが考える「読書の7つの効用」を載せておく。

  1. 失敗を二度繰り返さない
  2. 表現力が磨かれる
  3. ストーリー構築力が磨かれる
  4. 環境が変わって成功できる
  5. 読書は大学院入学に値する
  6. 読書は「超常識(常識を持った上で常識を破る)」を引き出す
  7. 本が師匠になってくれる

だれかに「何でそんなに本を読むの?意味あるの?」と不躾に聞かれたら、この辺りを答えの候補にしてはどうだろう。もちろん、自分自身で腑に落ちるものを選んだ上で。

蛇足だが、ビジネスパーソンが読むべきジャンルは「生物学」「歴史」「軍事学」「哲学」の4つだそうだ。何を読むか迷ったら、参考にしてはどうだろう。

 

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