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【外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術:山口周】「イケス」に魚を放て

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読書術連載3冊目は『外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術』だ。

著者は32歳のときに広告業界から外資系コンサルの世界に転身。イチから経営学の知識を詰め込んでいったわけだが、そのときの失敗を踏まえながら書かれたのが本著。

他人の失敗を活かすことができる。これは読書の1つのメリットだ。 

《目次》

 

読書は「拾い読み」が基本

読むに値する箇所が1ページしかなければ1ページを拾い読みして次の本に移る。それが300円の文庫本であろと1万円のハードカバーであろうと差はありません。

山口さんの言葉でいえば、読書は「投資行為」だ。これ以上時間をかけてもリターンがないと判断した時点で、スッパリと読むのをやめるというのが山口流読書術の基本だ。そして読書の単純かつ究極の目的は「仕事に活かすこと」である。

ぼくは仕事に限らず、人生のどこかに活かせればいいと考えている。まあ、人生=ほぼ仕事、と考えれば同じことだ。

 

T字型の読書

広く浅く読んで、「読みがいのある本」を見つけたら深く潜る。そういう、いわば「T字型の読書」を通じてこそ知的なストックは厚みを増していくことになります。

「拾い読み」でスクリーニングし、これだという本を見つけたら深く読む。これは佐藤流読書術とほぼ同じ考え方で、ぼくも活用している。

 

inyoshoten.hatenablog.com

 

「T字型」というのは表現を分かりやすくするための言葉で、実際には「TTTT・・・」のように熟読する本の穴をたくさん掘ることになる。

T字の穴を1つの本ではなく「ジャンル」だと考えた場合は、ぼくは掘る穴(専門分野)を4つ5つ決めておくことを薦める。

そもそも「T字型」はキャリア論でよく使われる表現だ。キャリア論の場合は、専門分野は1つではなく2つを極めるのがよいと誰かが書いていて、ぼくもそれを信奉している。文字にすると「TT」で「ちゃぶ台型キャリア」と読む。

 

情報の「イケス」をつくる

読書で学んだことを後から引き出せるように、情報の「イケス」をつくることを著者は薦めている。彼はエバーノートを使っているそうだが、ノートでも何でもいい。

ぼくの場合は、このブログが「イケス」だ。検索できるし、画像やリンクも活きたまま保存できる。人に読まれる前提で書いているので、後で自分で読み返しても理解しやすい。

もちろん書くからにはたくさんの人に読まれたい。その観点では現状はとても不満だけど、自分への情報ストックとしてはいい感じに溜まってきていると思う。「毎日12:00更新」と自分に課すことで、つらいなーと思う日でも毎朝時間をつくって何とか書けている。

ということで話はそれたが、これからもブログを毎日書いて「イケス」に魚を放っていきたい。

 

山口周の他の本

いま気づいたのだが、『外資系コンサルのスライド作成術』も山口さんが書いていたんだな。良著です。いつか記事にまとめます。