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【ブログ研究】どうして「書評ブログ」は読まれないのか

ブログ
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「書評ブログって全然読まれてないじゃん」

書評に特化した、このブログをはじめてから気づいたことだ。はじめる前から知っとけよ、というツッコミはとりあえず容赦していただきたい。

しかし知っていたとしても、ぼくの毎日の習慣は読書だ。インターネット的な技術は持ち合わせてないから技術系ブログは無理だし、読書以外に広く共感されるこだわりの趣味もない。

雑記ブログで毎日面白いネタを書けるほどウェーイ的な発想も文章力もセンスもない。あと自分の場合は雑記書いてると「何やってんだろ・・・」ってなるのが目に見えている。ネット上だとしても愚痴を書くのは非生産的でムダだし。うーん続かなさそうだ。

何より「読書は投資」で、このブログは本を読んで考えたことをストックして引き出せるイケス(下の記事参照)にしたかったのだ。真面目でスマンが本音だ。

【外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術】本を読んだら「イケス」に魚を放て - 引用書店

 

さて、本題に入ろう。

どうして「書評ブログ」は読まれないのだろうか。読まれるためにはどうしたら良いのか。はてなブログの読書グループを調査して考えてみた。

 

《目次》

 

調査対象

はてなブログの「読書グループ」に参加している3113個(2月18日当時)のブログうち、2月18日(金)時点で更新7日以内の全記事485エントリーを調査対象とした。

なお、はてなブログ以外だと成毛眞のキュレーションサイトHONZとか、書評界のレジェンド松岡正剛の千夜千冊とか、よく読まれたりソーシャルボタン押されているサイトがあるのだけれど、彼らは例外だろってことで分析から除外した(もちろん選書や書き方は大いに参考になる)。

その他のはてな以外のブログも調べてもキリがないので除外した。

 

読書グループの特徴

読書グループは、はてなの人気グループである。参加数は人気グループの中でも上位に位置していて、趣味カテゴリーでは堂々の1位。かなりのはてなブロガーが自分のブログの特徴として「読書」を選択しているということだ。

その数は2月18日に3113だったが、今(2月20日夜)は17個も増えて3130になっている。3000前半というのはどれぐらいの数かというと、ぼくの大好きなミスター時間泥棒フミコフミオさん(id:Delete_All)のブログの読者数(2月20日夜時点で3271)と同じぐらいだ。多い!

もともと読書家は文字を読むのが苦にならない人種だ。それに、ノンフィクションを読む人は特にだけれど、読書家は人の意見を積極的に取り入れようとする。つまり、少なくとも読み手としてはブログという媒体と相性が良いのだ。

 

調査結果(定量)

調査した記事485個のうち、実際に書評を書いていたのは189個で約39%であった。ものによっては本を載せているだけだったり、雑記メインで本のことはあまり書いていない記事もあるが、甘めに判定してそれらも「書評」と定義した。

この数字をどうみるか。

ぼくの印象は・・・意外と多い!正直、読書グループに入っていても書評を書いている人は10分の1ぐらいかと予想していた。今回の調査では直近7日間しか調べなかったので、もう少し長いスパンでみたら書評を書いているブロガーはもっといるだろう。

しかし書評オンリーで毎日ペースで記事をあげているブロガー(ぼくが該当)はほとんどいない。ゼロではないが、かなり珍しいヤツだということが分かった。

「毎日書評を書く」だけでもある程度の差別化になるということだ。考えてみれば、毎日書評を書き続けるためには毎日1冊ペースで本を読まなければならないので、参入障壁は高い。

 

調査結果(定性)

はてなの書評ブログを読み漁ってみて気づいたことを箇条書きでメモしておく。「→」の先が改善ポイントだ。しょーもないものもあるが、ソフトな印象として一応残しておく。

  • 問題提起の通り、技術ブログや雑記ブログほど書評ブログは読まれていない。端的にいうと、書評はブックマーク数が圧倒的に少ない。そのため書評ブログの数自体は多いが、はてなのトップページにあがってこないので目立たずに埋もれている。→まずはブックマークを取得して目立つことを目標とせよ!
  • そもそも書評ブログは読者数が少ない場合が多い。おそらく自分用のメモとして使っていて、読者を集めようとしていない。読者を意識できていない。→書評であっても読者を意識せよ!
  • マニアックで難しいことを書き過ぎている場合がある。それと同時発生するのが見出し、改行がないケース。見出しも改行もない難し過ぎる文章は読まれない。一目でおよその内容がわかってこそ、詳しく読んでもらえるものだ。→見出しをつけろ!4、5行で改行しろ!太字など強調を使え!
  • 古典でもないのに出版してから年数がたってたりマニアックな本の書評も結構ある。お手軽なノウハウ本の書評もあるが、このあたりを書いても全然読まれない。読者はバカじゃない。消耗品のようなファストファッション的な本には、時がたてば惹かれない。→出版して2、3年以上の本を書く場合はロングセラーか読者に共感される掘り出し物限定!
  • 書評ブログはレイアウトが似ている。読書家たちは好みも近いせいか、グリーン背景やピンク背景、星とかキラキラなレイアウトが多い。自然派?メルヘン?逆に、黒背景でパンクなレイアウトもあるが、総じて読みにくい。→レイアウトで個性を出せ!しかし背景は白、文字は黒という原則は守れ!薄い色の文字(ex.ピンク)とか黒背景に白字は読みにくいわ!
  • ネコの写真をプロフィールにしている人が多い。読書とネコは相性がいいのか?→プロフィール画像でネコを使うな!個性を出せ!
  • いろいろと書いたが、書評ブログにも面白いものはある。プロが書く文章じゃなくても面白いのだ。よってブログという可能性と、書評というジャンル自体は否定するものではない。→書評、続けてよし!

 

分析とコミュニケーションが超重要

今回の調査で最も重要だと感じた点を最後に書く。それは「分析とコミュニケーションが超重要」だということ。

分析

今まで自分は人のブログをあまり読まずに、黙々と記事を毎日書いてきた。まだブログをはじめて2ヶ月しか経っていないが、今まで人のブログを読まなかったことを猛省している。

人のブログを読まずに「なんで自分のブログは読まれないんだ」と嘆くのは、はっきり言ってバカだ。

読まれるブログはなぜ読まれるのか?、読まれないブログはなぜ読まれないのか?、人のブログを分析して取り入れるべきだ。前者からはマネすべきポイントを、後者からは反面教師となるポイントを学べる。自分の目で分析できなければ、最近流行のnote情報商材をいくら買ったってムダだ。

分析して、「やらないこと」をまず決める。読まれない特徴だからやらない、読まれる特徴だが自分の個性に合わないから敢えて取り入れない。この「敢えて」が重要だ。読まれる特徴を知っていることは、たとえソレを取り入れなくても武器になる。

思考でもそうだ。考えに考えて、一周回ってきて同じ考えに至るという経験はないだろうか。一周ぐるっと回ることはムダではない。結局同じ考えに至って同じことをやるにしても、思考は熟成され、決意は強くなっているはずだから。

コミュニケーション

今回はてなの書評ブログをある一定数片っ端から読んで、「読者になる」ボタンを押し、ツイッターをフォローし、ブックマークでコメントして学んだ最大のこと。それはコミュニケーションの重要性だ。すでに読者の多いブログならともかく、読まれていないブログの著者がまずやるべきことはコミュニケーションだ。

極端にいえば、読者1000人欲しければ1000のブログの読者になれや!100個ブックマークほしければ100個ブックマークでコメントしろや!ということだ。

実際ぼくのブログは2月18日の調査日からPV数が2倍に増えた。ブックマークは感覚値だけれど5倍以上に増えた。ここまで増えたのは、もとが貧弱過ぎたのが1つの原因だが。

互助会なんてのがあるとかないとか真しやかに言われているが(あるんなら入れてほしい!うらやましい!)、普通に考えて与えたら毎回返してもらえるなんて単純な仕組みでもないだろう。しかし、少なくとも「自分はここにいる」ということを「読者になる」ことやブックマークや★をつけることでアピールすることはできる。あとは読者にとって良い記事を書けるかどうか、それだけだ。

ブログの世界でも双方コミュニケーションが大事なのは間違いない。心を閉ざしていてはエヴァは動かないのと同じで、記事を書いて待っているだけではブロガーは動かないのだ。

そういうわけで、これからどんどん人のブログを訪問してコメントしていきます。はてなブログで書かれた良質な書評(もちろん主観)は一本も逃さずにコメントする勢いで。

なので逆にどしどしコメントください。問いかけっぽいコメントにはなるたけ返信します。