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【ぼのぼの名言集 上】動物を介して描かれる「いがらしみきお哲学」

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33歳のぼくは中学生(確か1年生)のとき、『ぼのぼの』にハマった。

《目次》

 

アニメ版

正確にいえばアニメ版『ぼのぼの』 にハマった。それはハマりまくった。

「ホホホホホホヒューン」と汗がでるシーンに、毎回ウケた。

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ある日、本屋をぶらついていたら『ぼのぼの名言集』というのがあるではないか。これは買うしかない。

 

スナドリネコさんの名言

こまらない生き方なんか絶対ないんだよ。そしてこまるのは絶対おわるんだよ。どうだ少しは安心してこまれるようになったか? ー スナドリネコ

湖からの帰り道、またお腹がすいてこまるかもしれないなあ、と考えるぼのぼのへ向けたことばだ。

『ぼのぼの』には数多くのキャラが登場する。性格も多種多様だ。『ぼのぼの』は社会の縮図が描かれていて、そこから様々なパターンの人間(動物?)模様を学ぶことができる。

「怒りやすいヤツ」と「萎縮するヤツ」が接したらどうなるのか?「怒りやすいヤツ」と「もっと怒りやすいヤツ」だとどうか?という具合だ。

スナドリネコさんは人生経験豊富で外の世界を知っている、ムーミンでいうスナフキン的位置づけだ。中学生のぼくは彼が一番好きだった。

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彼と見た目が似ている、しまっちゃうおじさんも好きなキャラだった。

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ぼのぼのの名言

ボクはオトナは遊ばないんだと思ってたんだよ。遊ぶかわりに考えるんだと思ってたんだよ。 ー ぼのぼの

 「大人になっても遊ぶもんだ」と当時の自分にもいってやりたい。

子供というのは、大人を別の人種と考えがちだ。成長していくと、どこかのタイミングで「大人」スイッチみたいなものが押されるはずだと。

そんなことはなかった。33歳の今はさすがに、これからも自分は死んでいくまで今の延長だろうなと思えている。

 

いがらしみきお哲学

今考えると、何気なくギャグ漫画としてみていた『ぼのぼの』には哲学的な要素がちりばめられていて、中学生のぼくはそこに惹かれていたのかもしれない。

1955年生まれで御年61歳になる、宮城県出身のいがらしみきお先生。地元を描く『I[アイ]』は、動物を介してではなくストレートに彼の哲学が描かれている漫画だ。

 

(下巻につづく)

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