引用書店

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

THE INYOSHOTEN PLUS

書評を中心に、伝えたいことをplus

【佐藤可士和の打ち合わせ】え!まだ御社ではダメ会議やってるんですか?

ビジネス ビジネス-能力
スポンサーリンク

ダメ会議、蔓延していませんか?

『佐藤可士和の打ち合わせ』を「どうせデザイナーがブレストのやり方とかクリエイティブな打ち合わせを提案してるんでしょ?自分には関係ないわ」と勘違いしてはいけない。

シンプルで分かりやすく、すぐに実践できるダメ会議撃退法が書かれた良書なのだから。

《目次》

 

佐藤可士和とは

博報堂を経て「SAMURAI」を設立。主な仕事は国立新美術館のシンボルデザイン、ユニクロ、楽天、セブンイレブンのロゴデザインと、改めて文字にすると凄すぎる経歴のアートディレクター/クリエイティブディレクター。

本著によると流通、IT、自動車、飲食、商社、ファッション、国の仕事まで、30を超えるプロジェクトが常に動いているそうだ。

これを可能にしているのが、最高に質の高い打ち合わせだ。

 

発言しない人の「負のオーラ」を排除せよ

「しゃべらない人は会社に何の価値を与えていない無駄なヤツ」という価値観を僕はかねてより持っている。佐藤さんも、しゃべらない人についてこう批判している。

  • 打ち合わせの意味を理解していない人とみなされる
  • サッカーであれば「試合に出ているのに一度もボールを触らない人」
  • ボクシングであれば「一度もパンチを出さなかった人」
  • いる意味のない人と言っても過言ではない

さらに進んで、こんなことも書いている。

しゃべらないのであれば、打ち合わせに参加するべきではないとすら僕は思っています。発言しないなら、出てこないほうがいい。

というのも、黙っている人は、本人にその気がなかったとしても、打ち合わせの場に「負のオーラ」を漂せてしまうのです。いわば「黙るというパワー」が出てしまっている。その見えないパワーは、しゃべろうとする人の気持ちを削いでしまうのです。

よくぞ言ってくれた!

ものすごく共感できる。しゃべらない人が1人2人ならまだいい。これが部署の会議で10人以上もしゃべらない人がいるときの「負のオーラ」は半端ない。「お前上司じゃないのにコメントしてんじゃねえぞ」感がじわじわと空気を包んでくる。

しゃべらない人は「この会議は報告を聞く場だから」としゃべらないことを正当化している場合もある。いや違うだろ!報告なら会議じゃなくても資料をメール添付しておけば済むだろ、と言いたい。

この場合は「とりあえず打ち合わせしとけばいいや」と会議をコールした人にも責任がある。

 

ダメ会議は今すぐ止めよう

ここからはダメ会議の特徴と、それ今すぐ止めようよという僕の実体験や考え方を含めたツッコミを書いていく。

  • 「とりあえず打ち合わせしよう」とか言っちゃう。 ⇒ 時間の無駄。ゴールを明確にもって、あらかじめ共有しておこう。
  • 打ち合わせ相手が持っているもの、考えていることを引き出せない。 ⇒ 専門性の無駄。何を期待して会議に呼んだのかを明確に伝えよう。参加者は、特定分野のプロフェッショナルとして責任をもって発言しよう。
  • いつも時間超過する。 ⇒ 会議には人数 x 時間のコストがかかってることを意識しよう。10分前には終える意識で、実際に10分前に終えよう。延びたらジャストで終えるぐらいの心持ち。
  • 終了時間がまだ来ないから何も決まらないのにダラダラと話し続ける。 ⇒ 判断材料がそろっていないのなら、すぐに打ち切ろう。繰り返すが、会議には人数 x 時間のコストがかかってる。
  • 何を提案しても理屈をこねて否定してくる。 ⇒ できない理由ばかり探してないで、できる方法を考えよう。
  • 次のアクションが決まらずに会議を終えようとする。 ⇒ 具体的に決めないと何も動かない。「何を」「だれが」「だれに対して」「いつまでに」「どのように」やるかをはっきり決めてから解散しよう。

どうだろう。かなり身に覚えがあるのでは?

実感として会議を少しでも変えると部署の雰囲気すら変わるものだ。会議運営というのはシステムの面もあるので目に見える変化をつくり出しやすい。

ここまで言われて、まだダメ会議を続ける理由はないですよね。今すぐ変えましょう!