引用書店

THE INYOSHOTEN PLUS

書評を中心に、伝えたいことをplus

【ヤバい経済学】kindle4月セール!読んでない人は読まなきゃ損

スポンサーリンク

『ヤバい経済学』がkindle4月セールで、今なら46%オフの1100円ちょいで買える。

しかも臓器売買、脱税、中絶合法化論争、犬のウンコなどヤバい話題を追加した増補改訂版だ。

《目次》

 

原題『Freakonomics』

この本がヒットした理由の一つが日本語タイトル『ヤバい経済学』だろう。

原題は『Freakonomics』。「freak」はカタカナでも使うが「熱狂者」のような意味。それと経済を意味する「economics」をかけている。

これを『ヤバい経済学』と訳したのが絶妙だ。こういう訳は誰が考えるのだろう。出版社の編集?訳者?

 

相撲の八百長

7勝7敗の力士の8勝6敗の力士に対する実際の勝率 79.6%

本著で語られる題材で有名なものが相撲の八百長だろう。

この本には一貫したテーマはないと著者は言っているが、「インセンティブ」をテーマにした行動経済学的なネタが多い。そしてインセンティブネタはどれも興味深い。

一般的な力士にとって「勝ち越せば番付が上がり、負け越すと番付が下がる」というルールがインセンティブとなり、八百長の温床になっている。

著者らが調べたところ、既に8勝して勝ち越しが決まった力士は、ギリギリ勝ち越しか負け越しかの瀬戸際にいる力士と対戦すると79.6%負ける

ちなみに10勝以上あげている力士は、優勝とか技能賞、敢闘賞の賞金がインセンティブになるのでギリギリ瀬戸際の力士にも本気であたるため負けないそうだ。

 

名前が与える影響

不遇な人生を送る人は名前がイケてないのでは?という疑問で始まる話。

結論としては、「名前が人生を左右するというより、高所得で優秀な親が付ける名前の傾向と、低所得層の親が付ける名前の傾向が違うだけ」という話だ。アメリカの場合は人種によっても名づけ方が違う。

これ、日本人で誰か調べてみたら面白いのに。キラキラネームは残念な人生に何となくなりそうだが、そもそもキラキラネームは低所得層の親が付ける傾向にある。なんて結果が出そう。

 

活字がダメな人へ

くだけた口調で書かれているが、エコノミストが書いた本なのでさすがに厚い。活字がダメな人には厳しいだろう。

そんな人に朗報だ。映画がある!


【予告編】 やばい経済学

この映画がまたわかりやすい。特にムービーの図解が効いている。マイケルムーア監督作品もそうだが、アメリカのノンフィクション映画の図解は大抵センスある。「わかりやすさ」一点のみを重視している姿勢がいい。

 

続編『超ヤバい経済学』

活字が大丈夫な人は続編の『超ヤバい経済学』も面白いのでぜひ。

ジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー』シリーズもそうだが、アメリカのエコノミストや経営学者の書いた本は続編も熱気が続いて名作になることが多い。日本人の本は何だか続きが出ると「また出たなー。面白くないんだろうなー」と感じてしまうのだが。

この差は何だろうか?

日本人作家は専門性が浅くて、続編を出すごとに「浅さ」が露呈するのか。単純に日本人が優秀じゃないというわけではなく、外国から日本語訳される時点でセレクションがかかって、本当に優秀な人の本しか日本に流れてきていないという事実もありそう。

 

広告を非表示にする