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THE INYOSHOTEN PLUS

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夢を持てない人は、植松さんの動画をまず観るといいよ

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この方、植松電機の植松努を知っているだろうか?

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「どこの冴えないおっさん?」と思った人。心の中で構わないので、正直に手を上げてほしい。

そして、彼がTEDに登壇したときの動画を観てほしい。昨今「見ためが9割」なんて言われるが、人を見かけで判断してはいけないという真理を痛感して、考えを改めることになるはずだ。


Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo

 

動画で心を動かされた人は、本も手に取ってみてほしい。買おうかどうか迷ったら『NASAより宇宙に近い町工場』は記事に書いているので参考なれば幸いだ。

inyoshoten.hatenablog.com

《目次》

 

「大人」「世間」の適当さ

そもそも宇宙なんてよほど頭が良くないと・・・すごくお金もかかる・・・別世界の話だ。

植松さんが宇宙開発を夢見ていた子どもの頃、周りの大人はこう言って諦めさせようとしたそうだ。やったことのない大人が、できるかどうか分からないのに「できない」と決めつけて否定してくる。

つくづく「大人」とか「世間」は適当で意味のない区分だということが、このエピソードからわかる。子どもの頃、大人は子どもの知らない世の中を知っていてる博識な人たちだと誰しも誤解している。なぜなら、周りの大人たちは「大人の言うことを聞け」と子どもに刷り込んでおけば、自分たちが知らないことも適当に理由もなく納得させられると思っているからだ。

こんなバカげた嘘はない。これからの大人たちは、子どもに誠実に「知らないこともあるんだよ」と正直に言うべきだ。

「世間」という言葉も、誰が言っているかをうやむやにして自分の主張を通すための手段に過ぎない。「世間がこういっているから」などと成人した人に対しても説教を垂れる年長者が未だにいるが、バカバカしい限りである。「え、それって誰のこと?」と聞けば、「世間」なんていう人は存在しない、架空の人物であることが一発で露呈する。

 

お金で買うことができるのは誰かがつくったから

この車が手に入るのは、お金で買うことができるのは、どっかで誰かが、がんばってつくっているからなんです。

もうTEDを観ただろうか?

はじめて観たときに僕がハッとさせられた部分だ。「お金が必要な夢 お金がないと無理な夢 = 誰かがしてくれるサービス」という図式は、いかに自分たちが他人に依存しているかがわかる。

誰かがつくったもの、サービスがあるから、僕たちはそれをお金で買うことができる。逆に自分が何か世の中にない新しいことができるようになれば、それが仕事になる可能性があるのだ。

何も難しいことではない。ものづくりでなくても、サービスと呼ばれるきちんとしたものでなくても良い。例えば、こうしてブログを書いて人に読んでもらうことも、他人にはできない自分が誰かにしてあげられることなのかも知れない。

 

いまできないことをおいかけるのが夢

いまできないことをおいかけるのが夢じゃないの?

植松さんは、失敗にこだわる。失敗はできるようになるためのデータに過ぎないので気にすることはない。むしろ、一回きりの人生をぶっつけ本番で生きているのだから、失敗して当然だと語る。

少し想像してみれば分かるが、できないことが一発でできることなんて本来珍しいことだ。いつから始まったのか、日本の企業は減点主義の文化が色濃く残っているために、責任をあいまいにして、自分が失敗したことを隠そうとしてしまう。僕だって同じだ。できれば失敗は認めたくない。どうしても、そう思ってしまう。

そんなときに「いまできないことをおいかけるのが夢」という言葉は強力だ。失敗を失敗だと認め、学んで、できないことをできるようにしていく。一時的に自分の立場を危うくするかもしれないが、人生単位でみたら失敗を認めた方が最終的には得で、できないことを達成するスピードは上がるはずだ。

 

「どーせ無理」の対処法

どーせむり

だったらこうしてみたら?

「どーせ無理」と周りから言われた人がいたら、「だったらこうしてみたら?」と言ってほしいと植松さんは聴衆に投げかける。

しかし、冷静に考えてみると「だったらこうしてみたら?」はある程度解決策が見えていないと難しい台詞ではないだろうか。僕は「どーせ無理」と言われたら、「周りの声は気にすることないよ」と言ってあげたらいいと思う。

周囲の大人たちは「世間」を持ち出したり適当なことを言って夢を諦めさせようとする。なぜ否定的なことを言う人がここまで多いのかは大いに謎だが、ともかく全力で夢を諦めさせようとしてくる。

そんなときは、周りの声に耳を傾けずに自分の心を声を優先して動けばいいと言ってあげたい。挑戦する立場で考えたら、こうして後押ししてくれる人と1人でも多く付き合いを深くしておきたいものだ。