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職業別(スポーツ選手等)「スキャンダルの罪と罰ルール」の提案

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闇カジノで興じた1人のバドミントン選手が事実上の永久追放になった。もう1人は無期限の競技会出場停止処分になった

この手のニュースをみかける度に頭に浮かぶのが、同じ罪を犯しても立場が違うと罰が異なるという少し不思議だが紛れもない事実だ。立場というのは、つまるところ職業のことであり、スポーツ選手であれば野球選手かバドミントン選手かという競技の違いも関係してくる。

同じことをしても野球選手なら罰せられ、バドミントン選手なら罰せられないという暗黙のルールがあるのであれば、「暗黙」に終わらせずにオープンに開示したほうが抑止力になるのではないか。タバコの箱に肺がんのリスクが明示されているように、「うちの業界でコレをやったらコレぐらい罰しますよ!」という警告を事前に出しておいたらどうかと思うのだ。

 

事例検証

以下に過去の事例をいくつかリストアップしてみる。

  • バドミントン選手(職業) X 闇カジノ1000万(罪)= 事実上の永久追放(罰)
  • バドミントン選手(職業) X 闇カジノ50万(罪)= 無期限の競技会出場停止処分(罰)
  • 野球選手(職業) X 賭博斡旋(罪)= 無期失格処分(罰)
  • 女優(職業) X 不倫(罪)= 芸能活動の一時停止(罰)
  • ミュージシャン(職業) X 不倫(罪)= 音楽活動は停止せず(罰なし)
  • 芸人(職業) X 16歳買春(罪)= 事実上の芸能界復帰不可(罰)
  • 漫画家(職業) X 16歳買春(罪)= 2年後に復帰(罰)

ほんの一部だが、こうして並べてみると同じ「罪」を犯しても「職業」が違えば「罰」の重さが全く違ってくることがわかる。比較的重い罰を受けた当人からすると不公平ではあるが、彼らが置かれた立場での社会的影響を考えると、周りから見たらある程度は納得できるはずだ。

 

「スキャンダルの罪と罰ルール」の提案

ここで提案。各業界は上記で例に挙げたような式「(職業) X (罪) = (罰)」で「スキャンダルの罪と罰ルール」を設定、開示したらどうだろうか。

もちろん「職業」はスポーツ選手なら優秀さで政治家であれば影響力の強さ、「罪」 は首謀者であるかどうかや頻度や金額がケースバイケースであり、その機微によって「罰」は変わってくるであろう。

しかし、冒頭で書いたように「うちの業界でコレをやったらコレぐらい罰しますよ!」という基準を示すことはスキャンダル予備軍への抑止力に少なからずなるはずである。ドストエフスキーの時代から、世の中は進んでいる。業界団体関係者のみなさん、ぜひ検討してみてはいかが?

 

誰を有罪とし、誰を無罪とするか、わからなかった。

ー ドストエフスキー『罪と罰』

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